メダカとエビのビオトープ+猫

ビオトープ2年目になりました。家の水槽二つと猫とユルい毎日を綴ります。

もずの復活

3月に入って年に一度のワクチンにもずを連れて行ったときのこと。
ワクチンの時にはうちの3匹の猫達はついでに健康診断もしてもらいます。
ワクチンの前には通常、体温、触診、口の中も獣医さんはチェックしますが、私は血液検査もお願いします。
高額になってしまうけどこれは仕方ない、人間ドックみたいなものだしね。
血液の検査は年齢にしては立派なものだとお墨付きをもらいました。
しかし、口の中を調べていた獣医さんは「歯石がついて歯周病がひどいです」ということでした。
もず15歳。
猫は高齢になると歯石はつきますが、もずは重症らしいです。
確か2年ほど前、もずが全く食べなくなったことがありました。
本当に毎日、ドライフード数粒しか食べず、どんどん痩せてきて、気づくと背骨がとがって見えるほど。

さすがに心配になった頃に胃腸の調子が悪くなり、獣医さんに診てもらったら、歯石がひどいので食べなかったのは痛みが原因ではないかと言われました。

この状態では常時痛みがあるし、食べることも難しいということでした。
その時は人間が歯医者さんでやってもらうみたいな、先のとがった器具でカリカリとひっかいて少し歯石をとってもらいに数回通いました。
本当は歯石除去をしたほうがいいと言われたのですが大ごとになるのともずが神経質なので、歯石を少し取って回復したのか食欲も出てきたのでそのままにしていました。
動物の歯石除去というのは全身麻酔をかけてやります。
今回の口のチェックでは獣医さんは「この状態だと常に痛みがあるはずです」とのこと。
そういえば、もず、ドライフードを食べるとき、音がしません。
きっと飲み込んでいるんだ、と思いました。
15歳という年齢を考え、リスクを考えると今回が最後の麻酔になるだろうということで思い切って歯石除去をする決断となりました。
常に痛みがある状態をこのまま続けるよりは、年齢を考えればあと数年の命だけど痛みのない余生を過ごさせてあげたい。
決断とは大げさな、ですが、全身麻酔は高齢な猫にはリスクがあるからです。
しかももずの場合、獣医さんの見立てだと抜歯を数本しなくてはならないと。
歯石だけでなく歯周病がひどく歯の根元の状態が悪いのだそうです。
これはもはや、手術!
でもその前に年齢を考えて、心臓の検査をしましょう、とのことで術前検査で超音波やX線もしてもらい、心臓に問題がないことを確認しておきました。
心臓に問題があると麻酔をかけたとき不整脈や体温の急激な低下などが起きて命にかかわるからです。
麻酔での歯石除去でなく、前回のように手動で歯石をとってもらえないのか、と聞いたら、獣医師会で、手動の歯石除去は禁止になったそうです。
まぁ、手動ではやれることに限界はあるよね。

現在の結果から言えば、手動でなどとてもできない複雑な病変でした!
心臓検査から歯石除去までおよそ5日。
正直、本当に緊張の日を過ごしました。
今まで何匹も猫を飼ってきて、何度も麻酔による歯石除去はしてもらったことがあるのですけど、今回は15歳という高齢なもずなのでもし何かあったら、と心配最大級でした。

それと、この一カ月ほど前から突然、写真のようなおできが右目の下瞼に出現し、少しずつ大きくなって気になっていたもので獣医さんに相談していたのを「どうせ麻酔をかけるのであれば、この眼の下のデキモノも切り取ってしまいましょう」ということになりました。

何なのか獣医さんにも見た目では判断ができず、結局は切って病理検査しない限りは診断はできないからです。

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歯の様子は撮れませんが下瞼のデキモノがこれです

いよいよ当日、朝8時半に病院へもずを連れていって預けるときも不安いっぱい。
手術は午後一時からでその前に点滴を行って準備をするということでしたが、しょっちゅう時計が気になりました。
「ああ、今頃は点滴」「あ、もうすぐ始まる」とか。
長いので分けて書くことにしました。

その続きは次回まで。